このごろ、去年のスピーチコンテストで私が参加したスピーチを先生に見せました。
先生はいいスピーチだと言ってくださいました。
でも、先生がスピーチを聞いていると、どっか変なところがあると気がしたと言いました。
その変なところは何だというと、文法での間違えでした。
「私はお母さんに「ありがとう」といったかわりに、~してしまいました」
という文はよく私のスピーチに出て来ました。
先生がこの文で間違えがあると教えてくださいました。
どんな間違えだろう?
それは、「~かわりに」の使い方が間違っているわけです。
「かわりに」の前に、過去形を使わないで、辞書形を使うと言うことです。
でも、私はお母さんに「ありがとう」言わなかったのは過去のことでしょう。現在のことではありません。
それを先生に聞いたら、「過去形」の使いかたは、過去に実際に行われたことに使います。過去に行われなかったことに使いません。ですから、私は過去に「ありがとう」と言いませんでしたから、過去形を使いません。
正しい文は
「私はお母さんに「ありがとう」というかわりに、~してしまいました」
となっています。
それをよく考えてみると、文法はやっぱり面白いと思いました。
そして、また考えてみたら、アラビア語の文法にもその表現の使い方は大体同じです。
たとえば、アラビア語で
بدلاً من أن أشكرها
と言いますね。
بدلاً من أن شكرتها
と言いません。
実際に行われなかったことの場合に、過去形を使わないということです。
面白いじゃない?^^
1 comment:
おもしろいポスト読ませていただきました。
言語を身につけるには文法だけじゃなくて、その言語の自然な使い方も重要だと思います。
それはネーティブと接触しないと取得できないんじゃないかなとおもいます。
むかし見ていたアニメやドラマが非常に役に立ったけど今でも私の日本語には不自然な表現が多い。
このコメントには不自然なとこがないように祈ってポストします!汗
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